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鞆の浦観光記

ここ数日、実家の四国・香川県まんのう町に帰省していた。
帰省の目的は、95歳の老母と同居している兄が旅行に行く期間ぼくが母の面倒を見ることだ。面倒を見るといっても母はまだ畑仕事や簡単な炊事はできるほど健康ではあるのだが、やはり一人では何かと不自由なのでぼくが家政夫をするわけだ。
当初は帰省の交通手段として、新宿⇄琴平(まんのう町の隣町)の深夜高速バスで往復していたが、それだけだとつまらないので、1日目は岡山の近くまで深夜高速バスで行き、半日観光をしてから夕方JRで実家に帰るというパターンが定着した。
今まで尾道、津山、安芸宮島、倉敷、後楽園などに行き、今回は鞆(鞆の浦)というわけだ。
鞆港は、ぼくがまだ学齢前に父の叔父の実家がある尾道へ連れてもらった時に多度津から経由しているはずだが、もちろん記憶になかったので今回は新鮮な気持ちで訪れた。
東京方面から広島行(福山は途中停車)の深夜高速バスに乗ると6:15くらいには福山に到着する。まだどこのカフェも空いていないので、駅のすぐそばの福山城の公園で時間を過ごし、6:45オープンのカフェへ。朝食をゆっくりとって福山駅7:20発のバスで鞆の浦へ向かった。ちなみに、福山から鞆港へは早い時間から20分間隔でバスが出ていてとても便利だ。
バスに乗ること約30分、終点の鞆港の一つ前の鞆の浦(福山から520円)で降りて、観光開始。後は細かく書いてもしようがないので、ぼくが歩いたコースと印象に残った場所を手短に説明する。
歩いたコースは
バス停「鞆の浦」→竜馬宿泊所跡→福禅寺・対潮楼→円福寺→防波堤→鞆の浦歴史民俗資料館→常夜灯→太田家住宅→鞆港桟橋付近の酒屋→仙酔島への渡船場→仙酔島→仙酔島内散策→渡船場→バス停「鞆の浦」
で、全部で4時間くらい。
印象に残った場所は、まず福禅寺・対象楼。江戸時代に日本を訪れていた朝鮮通信使の李邦彦(イ・バンオン)という人が日本で一番美しい景色「日東第一形勝」だと言った景色。まあ当時の朝鮮通信使が日本のどこまで見たかは分からないが、美しい景色であることは確かだ。

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その後、円福寺を経て、鞆の浦防波堤へ。防波堤から見た鞆港が最も美しいと思った。

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町の中心部に行く途中に、かなりの階段がある「福山市鞆の浦歴史民俗資料館」に寄る。立派な施設だ。鞆の城址跡に建てられたということで、鞆出身の宮城道夫の銅像もある。

福山市鞆の浦歴史民俗資料館(Wikipediaより)     資料館から鞆港を見下ろす
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資料館から再び町の中心部へ。まずは「常夜灯」へ向かう。その途中に「保命酒(ほうめいしゅ)」のお店で保命酒を試飲したことで買うことに。保命酒については後ほど説明する。
「常夜灯」とそのそばにある「いろは丸展示館」、「太田家屋敷」は鞆の浦観光の目玉だ。ぼくは「いろは丸事件」にはにはあまり興味がなかったので「いろは丸展示館」はパスし、「太田家屋敷」も入場料が400円と高いので止めようと思ったが、気を取り直して入ってみたらこれがなかなか面白かった。受付のおばちゃんが交代でガイドをしてくれるのだ。ガイド付きの入場料としては適正だと思った。
「太田家屋敷」というのはもともとは江戸時代後期に「保命酒(ほうめいしゅ)」を製造・販売して財をなした中村家の屋敷で、裏には酒蔵が残っている。幕末期に三条実朝が都から長州に落ち延びた時、ここに滞在したということで有名なようだ。
確かに贅をつくした家屋で、一見の価値は十分にある。

常夜灯
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太田家住宅外観                     内部から見た玄関
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玄関の天井は網代天井(あじろてんじょう・木と竹を編んだもの) 三条実朝が宿泊した部屋
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鞆の浦の主要な名所見物が終わり、そのまま福山に帰ろうと思ったのだが、「鞆港」バス停のすぐ近くに沖合にある仙酔島に行くフェリー乗り場があり、片道5分往復240円(運航は20分間隔)ということだったので、寄ってみた。
仙酔島とは天空の仙人がその場所のあまりの美しさに酔い、そのまま島になったという伝説らしい。
結果的には、この島のウオーキングですっかり疲れてしまった(しかも最終目的地は断念)が、確かに美しい景色ではあった。

鞆の浦から仙酔島を望む(手前は弁天島、その奥が仙酔島)  連絡船の「平成いろは丸」
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仙酔島展望台から鞆の裏を望む
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ぼくとしては、鞆の浦は結構面白い観光地だった。
双葉十三郎流に言うと、ぼくの採点表は☆☆☆★★★というところか(☆=20点、★=5点)。

最後は「保命酒」について。「保命酒」は先に紹介した中村家の鞆の浦における始祖の中村吉兵衛さんが製造販売を始めたそうだ。中村吉兵衛さんはもともと大阪・生田の人で父親は漢方医だったそうだ。吉兵衛さんは生田で大水害に見舞われ、知り合いを頼って鞆の浦に来たというから、何が幸いするかわからない。
それはともかく、保命酒というのは薬草を含んだお酒だ。ぼくは太田家住宅のすぐそばの保命酒屋さんのおばあちゃんに試飲をすすすめられて、つい買ってしまった。とても甘いが、薬と思えばおいしい(笑)。
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