記事一覧

「公認心理師」試験騒動

ぼくの連れ合いは臨床心理士の資格を持ち、四半世紀ほど心理カウンセラーをしてきた。ところが、臨床心理士という資格は国家資格ではなく、臨床心理士会という民間団体の資格だ。臨床心理士会は日本の心理カウンセラーの草分けである故・河合隼雄氏が立ち上げた団体で国内の心理カウンセラー団体としては最高・最大の組織だった。ところが河合氏が亡くなって11年が経ち、臨床心理会も臨床心理士という資格も危うくなったきた。というのは国(文部省と厚生省)が心理カウンセラーの国家資格として「公認心理師」を新たに設立したのだ。臨床心理士会は医学会と長年対立してきた歴史があるようだが、ここへきて医学会が国の援助を得て、完全勝利を収めたようだ。
「公認心理師」試験は9月9日に実施されるが、連れ合いも含め臨床心理士だった人たちも多くは今後も心理カウンセラーを続けるためには「公認心理師」資格を取った方が有利と判断し受験するようだ。しかし、過去に臨床心理士の資格を得た人たちは連れ合いも含めてかなり高齢(50~60代)だ。しかも、「公認心理師」試験は当然初めてだし、範囲も各種法律も含めとてつもなく広いし、過去問題集もない。ところが「心理」に関する知識問題は10%以下らしく、受験性はパニックに陥っているらしい。
そんな資格で本当に困っている人にカウンセラーができるのかも疑わしいのだが、そういう矛盾に満ちた資格であっても「心理カウンセラー」として食べていくためには、「公認心理師」資格を取得せざるを得ないのが今の日本の現状だ。

一般財団法人 日本心理研修センター

公認心理士
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

YUKI

Author:YUKI
■性別:男
■年齢:後期中年
■趣味:ネット、ゴルフ、マンガ、映画、読書、外国語
■好きなもの:自由、睡眠、酒、タバコ、ネコ

最新記事

最新トラックバック

FC2カウンター

カテゴリ